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na-kkun's life

システムエンジニア兼業でライターしてます。日々感じたこと。思ったことを書いていきたいと思います。たまに変なこと書きます。

人生を見つめ直すきっかけになるかも。『森の生活』を読んでみました

読書・書評・感想 生活

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈下〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈下〉ウォールデン (岩波文庫)

ウォールデン著『森の生活』(岩波文庫)を読んでみた感想です。

はじめに

森で生きるとはどういうことか?著者が森で生活した実体験を語ります。
とくに森での生活が生々しく、情景が浮かんでくるようでした。
1845年に刊行された本ですが、現代でも十分通じそうなことも大切なことが書かれており非常参考になりました。
忙しい社会人こそ読んでもらいたい本です。人生を見つめ直すきっかけになるかも。
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本書について

以下『森の生活」を読んでみていくつか参考になった箇所をいくつか紹介します。

■若いうちに人生を楽しむ
乗車賃を稼いだ者、つまりそれだけ長生きした者が、やがて乗車できることはまちがいないが、たぶんそのころには、旅をしようなどという元気も意欲もすっかり失せているだろう。こうして人生の価値が最低となる老年期に、あやふやな自由を楽しもうと、人生の最良の時期を金儲けに費やすひとびとを見ていると……

人生の最良の時期にお金儲けに費やすことに目を向けるのではなく多感な時期にやりたいことをやったほうが良いということでしょうか。年老いてからでは若い時のようにワクワクするような人生を歩むことは果たしてできるのか疑問です。

■著者が森で生活を始めた理由
私が森へ行ったのは、思慮深く生き、人生の本質的な事実のみに直面し、人生が教えてくれるものを自分が学び取れるかどうか確かめてみたかったからであり、死ぬときになって、自分が生きてはいなかったことを発見するようなはめにおちいりたくなかったからである。
人生とはいえないような人生は生きたくなかった。生きるということはそんなにも大切なのだから。

なぜ森で生活するのか?その理由が考えさせられます。人生といえないような人生は生きたくなかった。この言葉に感銘を受けました。
忙しい現代では常に仕事に追われ家には寝に帰っているような生活を続けていると自分も森に逃避したくなっちゃいますね。

■われわれの人生は瑣末な問題にかまけて浪費されている
正直な人間なら十本の手の指よりたくさんのものを数える必要はめったにないし、あってもせいぜい十本の足指を加え、あとはひとまとめにしておけばよい。なにごとも簡潔に、簡素に、と心がけるべきだ。自分の問題は百とか千ではなく、二つか三つにしぼっておこう。

現代でいうミニマリストの鏡ですね!なにごとも簡潔、簡素に。まさに理想の生き方と言えるのではないでしょうか?
本当に必要かどうかもわからないタスクに振り回され疲弊する生き方をするよりかはいかに問題を減らしてシンプルに生きるかを考えたほうが良いかも。

ぼくは茶もコーヒーもミルクも飲まず、バターも新鮮な肉も食べないので、そういうものを買うために働く必要はない。
また、あまり働かないからあまり食べる必要もなく、したがって食費はいくらもかからない。ところがあなたは、はじめから茶、コーヒー、バター、ミルク、牛肉などを飲み食いしているから、
それを買うためには必死で働くほかはなく、必死で働けば、体力の消耗を補うために必死で食べなくてはならない。

必要最低限の生活をするためには最低限の収入で十分暮らしていけるということ。必死に働いてもそれは無駄な浪費で働いた分使ってしまうくらいなら最低限の収入で暮らしていける生活を模索したほうが良いかもしれません。

■ありのままをいきる
生活がいくらみじめであろうと、そこから顔をそむけたりはせず、ありのままに生きることだ。自分の生活を避けたり罵倒したりしてはいけない。それだって当人ほどは悪くないのだから。

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