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na-kkun's life

システムエンジニア兼業でライターしてます。日々感じたこと。思ったことを書いていきたいと思います。たまに変なこと書きます。

駆け出しフリーライターにオススメしたい。『書いて稼ぐ技術』の読書感想

読書・書評・感想

書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)

書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)

永江朗書、『書いて稼ぐ技術』(平凡社新書)を読んでみた感想です。

書いて稼ぐには

「書いて稼ぐ」それは簡単なようで難しいということは兼業でライターしている身としても痛いほどに感じています。
しかも、クラウドソーシングの登場によりライター業への参入が用意となり、その気になれば誰でもライターを名乗れるようになりました。また、ライターへ仕事を依頼したいクライアントも同様に増えた結果、ライターの案件は増加しましたがその分目を疑いたくなるような単価の低い案件ばかりで実際に「書いて稼ぐ」のは非常に難しい状況になっています。
gothedistance.hatenadiary.jp

ライバルが増えた分、ライターとして「書いて稼ぐ」ためには何をしなければいけないか?
それはいうまでもなく質の高い文章が書ける書き手になることではないでしょうか。これからは益々質の高い書き手が必要になってくると思います。
文章を書くのもそれなりに技術が必要です。本書に書かれている内容を実践すれば数多くいるライターの中でも頭ひとつ抜きん出た存在になれるかもしれません。


以下、本書を読んでいくつか参考になった箇所を紹介します。

「やりたいこと」より「できること」

大切なのは、「やりたいこと」より「やれること」、「できること」です。今できることをやればいい。手持ちの札だけで勝負する。一番堅実で間違えないやりかたです。やれることをやりながら、少しずつやれることを増やしていけばいい。

「やれること」をやったほうが効率がよく、少しずつレパートリーを増やしていくやり方が確実ではないでしょうか。その過程で得られるものも多いと思います。

著作は本当の名刺

単書があると、信用度が増します。これはぜんぜん違います。よく著作は名刺代わりといいますが、出版社に営業して回るときも、単書があれば自分のことを説明しやすい。編集者は「少なくともプロの編集者が、本を書く能力があると認めた人間なのだな」と判断してくれます。

なるほど〜。著作をだしておけば確かに信用度は大幅に増すと思いますね。営業する上で著作の有無では印象も大きく違ってくるのではないでしょうか。紙の書籍は無理でも今は電子書籍を出版するって手もありますのでチャレンジしてみても良いかもしれません。

得意分野の伸ばしかた

専門分野とまではいわないけれども、得意分野をつくっておくことです。その分野の仕事を重点的にするうちに、ある時点からは意識しなくても自然と情報が集まってくるようになり、人脈なども広がっていきます。編集者に「このジャンルならあの人」と認識されれば、営業しなくても仕事の依頼がくるようになります。

ひとつの仕事が肥やしとなって次の仕事につながることってあると思います。得意分野をひとつ作っておけばその過程で得たもので次の仕事に生かすことができると本書では説いています。確かにこれは経験上ありますね。

書店の棚は企画をひねり出すための刺激剤

書店に行くこと。書店の本棚をひたすら眺めます。

書店は大きく分けて2種類あり、平台と棚があります。新刊を集めた平台を眺めれば、今の流行がわかり、棚の本をじっと眺めていれば、こんな本があったのかと新たな発見があると著者は述べています。他の著者の本でも同じようなことを言っていましたが、確かに書店はアイデアの宝庫ではないでしょうか?ネタに悩んでいるようなら本屋に出向いてみても良いかもしれませんね。

検索エンジンでは下位にあるのもに注意する

検索エンジンはキーワードの違いによって検索結果が大きく異なります。少しずつ表現を変えて検索してみてください。また検索エンジンによってもどんなサイトが出てくるかが違います。〜中略〜
上位に出てくるサイトだけではなく、できるだけ下位にあるものにも目を通すようにすることです。

検索エンジンの上位にあるものはすでに知っている人が多い情報だということ。面白みもなく情報の希少性は薄れます。ライターにとってはおいしくないので下位にあるものにも目を通すようにすれば違った希少性のある情報が得られる可能性があります。ただ、ネットの情報は鵜呑みにしないこと。正確性を求めるのならば合わせて書籍でも調べるほうが確実です。

質問術

取材は質のいい質問ができるかどうかにかかっています。〜中略〜
いい質問を考えるにはコツがふたつあります。ひとつはたくさん考えること。もうひとつは粘り強く考えること。

とにかくたくさん質問を考えることが重要であると述べています。百個くらい考えておけばそこから三十個、十個に絞り込むことができます。最初から十個しか考えてなければつまらない質問ばかりになるとのことです。

批評術

ライターは読者の代行業である、という考え方からすると、書評もCD評も映画評も、忙しい読者に代わって本を読み、CDを聴き、映画を見る、ということが基本姿勢になります。それさえ押さえておけば、あとは何をどう書こうと自由です。

確かに批評を書くときは読者の代行業であるという前提は基本ですね。ブログでは好き勝手書いてますが……。書評を例に例えると読者はその本がどのようなジャンルなのか分かりません。フィクションなのかノンフィクションなのか。短編集なのか長編なのか。どのような経歴の作家なのか。そういった予備知識を読者に提供するとともに本の内容も興味を持ってもらえるように書くことが重要であると述べています。

終わりに

いかがでしたでしょうか。本書には実例も多く載っていますので「書いて稼ぎたい」方は一読することをオススメします。

書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)

書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)

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