読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

na-kkun's life

システムエンジニア兼業でライターしてます。日々感じたこと。思ったことを書いていきたいと思います。たまに変なこと書きます。

文章を書くすべての人に読んでほしい一冊。『分かりやすい文章の技術』を読んで

読書・書評・感想

「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)

「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)

藤沢晃治著『分かりやすい文章の技術』(講談社)の書評です。

はじめに

「書く技術」を持っていることは、優秀な部下を何人も持っているのと同じ効果があるのです。

「分かりやすい文章」を書くためにはどうすれば良いか?本書は始めて文章の書き方を学ぶ高校生でも分かるように解説されています。

業務上さまざまなメールや報告書などの文章を目にしますが、本書に書かれている基本的なことを守れていない人って非常に多いと感じています。
言葉足らずや要点が曖昧で言いたいことが伝わらない。意味を解釈するのに余計な時間を割かなければいけない。
そのような分かりにくい文章は業務に差し支える結果に繋がり仕事の効率が格段に落ちることになります。また、解釈の誤りから大きな手戻りが発生する危険性すらはらんでいます。
経験上分かりにくい文書を書くのは年配の方に多いです。(言葉足らずな文章を書く人が多いこと……)

分かりやすい文章を書くということはそれだけで業務を円滑に進めることができますので侮ってはいけません。
本書は分かりやすい文章を書く自信がない人、独りよがりな文章を書いている人にこそ今一度原点に立ち返って学んでほしいところです。
かくいう私自身も分かりやすい文章を書くためにどうすれば良いか?は日々悩み試行錯誤している感じです。


こんな人にオススメ
・文章術を始めて学びたい人
・自分の文章に自信がない人
・もっと分かりやすい文書を書きたい人

分かりやすい文章を書くためには

本書を読んで参考になった箇所をいくつか紹介します。

素早く趣旨を伝える三つのポイント

どうすれば趣旨を素早く伝えることができるか?これは私自身も常に悩むところです。まずはひととおり書いた後文章を削ったり順番を入れ替えたり四苦八苦です……。
本書では以下の要点で書くことを推奨しています。

ポイント① まず重要ポイントを書き並べる
ポイント② 要点を先に、詳細は後に書く
ポイント③ 不必要な情報を書かない

業務上日々様々なメールを読んでいますがこの①〜③を守れていない人って非常に多いです。そのため趣旨がまったく伝わらず何度も読み返して内容を解釈して要点を整理して……。こんなことをやっていたら非常にストレスが溜まりますし、どうしても意味がわからない場合はこちらから問い合わせのメールを送るという手間が発生します。時間の無駄意外の何者でもありません。

ポイントから書いていく

「書きながら考える」方法が良いこともあります。
書きながら考えるのに良いことは書けないままにダラダラと時間を無駄にすることを防ぐメリットがあり、もうひとつは「書く」ことが「考える」こと刺激してくれるということです。
この考え方は他の文章術の本でも同じことを言っていますし、経験上でも手を動かして書いていく方が効率良く進む場合が多いです。
思いつくままにポイントを箇条書きしたりそれを繋いだり入れ替えたり書き加えたりしているうちに次第にまとまっていきます。

分かりやすいセンテンスにする四つのポイント

もの「かたまり」で構成されておりその「かたまり」の最小単位が(センテンス)です。したがって読み易いセンテンスを書くことが「分かりやすい文章」の基本とも言えます。
センテンスは句点(。)で区切られる「かたまり」でありセンテンスも読点(、)でさらにいくつかの「かたまり」に区切られます。読み易いセンテンスを書くポイントは以下の四つ。

ポイント① センテンスを短くする
ポイント② 事前分解しておく
ポイント③ 曖昧さをなくす
ポイント④ キーワードを作る

仕上げのための三つのテクニック

推敲は文章をなめらかにするための作業です。文章の推敲には以下の三つのチェック・ポイントがあります

チェック① 無駄はないか
チェック② 自然な語感か
チェック③ 丁重な表現か

自然な語感にする

推敲をしていて不自然さを感じたら語順を変えてみるのが一般的ですが他の便利な方法として、動詞を含んだ述部を主役と考え、それ以外のすべての述語を「修飾語」と考えます。語順に関する原則は以下の四つがあります。

原則1 強調したい修飾語を先頭に置く
原則2 長い修飾語ほど前に置く
原則3 概要説明の修飾語ほど前へ置く
原則4 節の修飾語は旬の修飾語より前に置く

最後に

いかがでしたでしょうか?本書を読めば「分かりやすい文章」を書くためには何をすれば良いか分かるはずです。
また、巻末には「分かりやすい文章」のためのチェック項目が記載されています。文章を書き終わったあとはこれらの項目をチェックしておけば文章の質がきっと高まります。

「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)

「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)

/* トップページ一覧表示 */