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na-kkun's life

フリーライター・ディレクターとして技術系記事を中心に企画・立案から執筆活動までしています。たまに変なこと書きます。

日本型雇用システムのメリット・デメリット

雑記

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社会人からフリーランスとなった今、日本の雇用システムの問題点について、今一度考えていきたいと思います。

日本型雇用システムとは

日本の労働社会において、戦後から続く「終身雇用」「年功序列」といった制度を採用している企業は数多く存在します。

企業も従業員の帰属意識を高めることを目標として、働きやすい環境づくりや教育を行うことが多く、正社員も入社すれば定年まで安定した生活を手にいれることができるという点で、現在の日本型雇用システムは、企業側にも労働者にもメリットは大きいと言えます。

しかし、そんな日本型雇用システムもメリットがあればデメリットもあり、グローバル化や価値観の多様化から、労働社会のかたちも変わりつつあります。

日本型雇用システムのメリット

終身雇用・年功序列が前提

日本雇用型システムは、前述したように「終身雇用」「年功序列」などの社会保障制度を前提としており、エスカレーター式に昇級、昇格が見込まれます。

そのため、労働者に安定した生活を保証し、労働者側も企業の要求に応えるべく忠誠心や帰属意識を持つことができます。

雇用の流動化を防ぐ

企業側も労働者を守るという意識から、経営の悪化や担当している部署の仕事がなくなっても、他の部署や関連企業に移動して仕事を続けることで雇用を維持するため、簡単に解雇することはありません。

そのようなことから正社員は、部署の状況悪化を把握していても、即転職という考え方には結びつかず、雇用の流動化を防ぐことができます。



日本型雇用システムのデメリット

努力の低下

正社員として入社すれば、終身雇用の制度で安定した生活を送れるという安心感があり、長く勤めてさえいれば、賃金も上昇するという考えを持つ労働者も多く存在します。

そのような日本型雇用システムは、スキルアップや昇格などといった努力を怠り、上昇志向のある社員が少数となってしまいます。そのため、中高年になっても付加価値のあるスキルを持たない社員が増え続け、ますます企業に依存してしまうのではないでしょうか。

賃金の不平等

賃金は、成果ではなく所属している部署や、地位によって異なることが多く、若手が努力して成果を上げても、即賃金アップに結びつく例は少ないといえます。

そのようなことから「努力してもどうせ給料は変わらない」「無難に仕事をこなしていれば良い」といった考え方を持つ労働者もでてくるため、職場でそのような空気が蔓延すれば、生産性の悪化を招くことも考えられるでしょう。

日本型雇用システムの変容

雇用形態の変化

戦後高度経済成長を維持してきた終身雇用や、年功序列といった日本型雇用システムが、変容を向かいつつあります。
企業から見ても雇用の流動化を防ぎ、社内のノウハウを蓄積しやすいといった良い側面もありますが、労働意欲のない社員を多く抱えて、本当に必要な人材を確保するのが難しくなるなどの問題もでてくるでしょう。

働き方の多様化

変化の激しい現代社会において、新卒から定年までの数十年間を同じ企業で働くといった考え方をもつ労働者は減少傾向にあります。

転職サービスの登場で、転職が以前に比べて容易になった背景もあり、採用する側も即戦力になる人材を確保するため、正規労働者の中途採用に積極的な企業も増え続けています。
そのため、雇用の流動化による慢性的な人手不足に陥る可能性もなきにしもあらずです。

まとめ

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日本の労働社会はグローバル化の影響により、欧米社会のように成果を求められる時代を迎えています。
労働者の働き方に対する意識も、多様化・流動化といった一つの会社に依存しない考え方が顕著となり、今までの終身雇用や年功序列といった制度では、労働力の確保が難しくなるでしょう。

しかし、日本型雇用システムはメリットも多く、利点は生かしつつも今後の超高齢化社会に向けて、如何に人材を確保するかが課題になります。
女性の積極的な活用や高齢者の労働参加も視野に入れるなど、日本の労働社会も時代に合わせた柔軟な対応が求められます。

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